ある日の出来事
僕の友人が、IDを持っていないということであるクラブで入場できなかったことがあった
同じようにIDを持っていない客が入場していくのを横目に、電車で来た友人は雪の中帰っていった
入口に立っている男の好悪の感情によってそれは決められていたように思う
きっと何かが入口の男のプライドに触れてしまったのだ
その夜、僕は遠い過去の出来事を思い出していた
その頃僕は18〜20あたり、あるクラブに心身ともに傾倒していた
そこで遊びを覚えたようなもので、最初は遊ばしてもらってた感じだが、その頃にはいっぱしの遊び人としてのプライドを持っている気にもなっていた
その店のリニューアルオープン時、同じように僕も入れなかったことがある
その男に一体何がわかるのかと、とても悔しい思いをしたが、同時に湧き上がるものもあった
絶対見返してやる!!
それから僕は、知らないクラブにどんどん遊びに行くようになった
完全に意地だった
自分を必要としないならそれで構わない。それ以上に楽しんで遊んでやる!
今思えば若いなぁと自分でも思うが、その出来事があったおかげで常にアウェイでも戦える精神、本当の意味でのプライドの持ち方を学ぶことができた気がする
僕が次にそのクラブに足を運んだのは、自分がオーガナイザーとしてそのクラブでパーティをやる時だった(それはそれで感慨深かった)
結局何が言いたいのか・・・
1箇所に留まっている人間は、そこでのプライドしか持てない
いろんな物を見、体験したものとはそこが違う
少年よ、大志を抱け!
悔しい思いをバネに、さらなる高みへ(ちょっとおれ、古くさいかな?)
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