窪塚のように飛ぶことも出来ず、ただただ地べたを這いずりまわる私の横を、群れからはぐれた蟻が一匹、横たわる私の体に潰されて頭でもひしゃげたか、右往左往しながら一定の範囲をぐるぐると廻っている。雲一つない、それでも全体的にうっすらとスモッグのかかった明け方の空はなんだか無性に悲しく、嘔吐物にまみれた自分の姿と合わせてひどくみじめな気分になる。
開放する力。ストーンド(石化)に抗するのは人間の精神の力だけだ。
究極の軽さと、極限の重さが交差する。
寝て起きて、またあしたが始まれば何かいいことがあるにちがいない。
そう信じて、今日も生きる。
department H @CAY
floating deeply @YO YO
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