2004/11/12

hope

ご近所の西永福に引っ越してきたTokioDrome純平くんとMTG+お勉強会。
これからのパーティのあり方や伝え方。いずれにせよ転換期に来ているのは間違いない。根本は変わらないんだけどね。

僕は実はold schoolな人間でそれはそれでいいと自分で思っているけど、やり方は改めねば。若い頃は年上から新人類、理解できないなど言われ(その一方珍しがられ可愛がられたけどね)、今またギャップを感じられる。まぁしょうがないか。

ところでアラファト議長逝去。思えば当時のイスラエル・ラビン首相とアラファトが歴史的握手を交わしたのが10年前。長年の抗争に終止符が打たれるという希望はその一年後、無名の青年の凶弾によりラビンが暗殺され崩れ去る。冷戦終結後の楽観論は醒め、民族、宗教戦争の時代へと。リアリティとリアリティはぶつかり合うしかないのか?イラクではいまだ戦争が続いている。

一方でブッシュ再選。毎日新聞の調査では日本でも半数以上が肯定的だという。音楽やパーティ周りの雰囲気を振り返ると考えられないことだが。企業家などには強権を振りかざさない共和党政権の方が歓迎されるのかな。これもリアリティの違い。

沖縄周辺では中国原潜が領海内へ侵入。ここでもパワーゲームは行われている。海洋資源に加え経済、環境問題でもこれから日本と中国はやり合うことになるだろう。

国家の目的は、第一に自国民の繁栄と安全をいかに守っていくか。戦後日本の繁栄を享受している僕たちはそのことを忘れがち。日本国のパスポートを持ってるだけでどこの国へ行っても酷い扱いを受けないことのありがたさ。
もう1つは国際社会へいかに貢献していくか。力のある国には理念を持って影響力を発揮していくことが求められる。

問題は単純じゃない。ブッシュがやめて小泉もやめればいいというもんでもない。みんな必死だよ。その判断・選択が一番良かれと真剣に考えている。正しいと信じて行動している。悪いと思ってやってる人は極少数(別に性善説って意味じゃない)。ブッシュに投票した人もケリーに投票した人も、イスラエル人もパレスチナ人も。おそらくブッシュ自身も(僕は一連の陰謀説は出来のいいフィクションくらいにしか信じていない)

人間の、自分自身の愚かさ(ずいぶんと人間的な表現だが人間だからしょうがない。生命の本質でもある)とどう付き合っていくか?周りとどう関わっていくか?他人事ではない自分自身の問題だ。
今までしょうがない、こういうもんだと諦めてたことを改めること。
この世でしょうがないこと・・・生を受けいずれ死ぬこと。諸行無常。
それ以外のことでしょうがないことなんてないのだ。なぜならそれらはほとんどが人間自身がつくったものだから。

どんなに身近なことからでも、1人1人が変わることで世界は変わる。
どんなにタフな状況でも、そのことを信じ続けられるように。