2006/10/23

伝えるものの魂は800kmの海を越えて

みなさんどうもありがとう、土曜〜月曜とおかげで楽しい誕生日でした。

土曜日はぎりぎりまで家で日本シリーズ初戦を観戦し、YELLOWでのVOYAGEに向かう。
野球観戦で燃え尽きたか?なぜかあまり気合いが入らず、、魔法はかからなかったけど、おれがベーシックな所でここにいて欲しいと思う役者が勢揃いしていて、平和なうちに終わったのが一番嬉しかった。なんだかだそれぞれにあるかもしれないけど、Love Dance Music! Love House Music! なのは皆共通しているからね。
ただし自分の存在意義はやはり魔法をかけてなんぼ、それがなけりゃただの木偶の坊。14年もこの商売やってこれた理由を考えれば自明。やる気がなけりゃ魔法はかからない。やる気と魔法は同義かとも思った。
漠然とそこにいるより、へとへとになるくらい体も神経も使って過ごした方が精神的には楽だしね。

日曜は奄美大島から招いているAmamjaubbのライブを、友達のいっちゃんの店、誤解で。

伊豆からの到着が2時間遅れで、見れなかった人にはすまなかったが、とても素晴らしいライブでした。7月の奄美の思い出がよぎる。3人のアコースティックライブの後、Goroさんがひさしぶりに登場、タブラの師匠のインド人とGoroさん、Amamjaubbのノブちゃんのセッションが急遽始まる!

手ぶらで来たGoroさんは店にあった半分壊れているディジュとカリンバで、そこにある椅子や箱で音の響きを変えながら、電気を使わず、体と、そこにあるもので奏でられるハーモニーは800kmの距離を飛び越え、Goroさんの言う演奏者でも語り部でも共通の「伝える者」の精神を見せられた気がします。Amamjaubbの3人もとてもいい刺激を受けていたようでした。

黒糖焼酎の弥生を呑みながら、途中から酩酊、心地よく眠りにつきました。
無数にある東京の盛り場の中で、奄美やら東京やらインドやらから、ビルの奥の奥にあるこの場所に引き寄せられて集まったここにいる人たちとの時間、とても不思議で人生は味わい深いと思いました。

月曜はヒルズのロブションで飯。
メニュー決めるまで1時間かけるパリのレストランとはえらい違いのカウンターフレンチだが、ほろ酔い加減でおいしく頂きました。寿司屋っぽい?これはこれで東京っぽいのかもしれない。

というわけで、3日間の誕生日weekも〆。
この一年も、いい一年にしよう。