104になる父方の祖父と95歳の祖母は、2週間と間を空けず、連れ添って旅立っていった。
最後まで同じ病室で、まったく苦しむこともなく、愛し合いながら亡くなっていった。
何という素晴らしい、生き方。死に方。
こんな素敵な迎え方を、僕もできたらいいと思う。
母親の兄に当たるくにひろさんは、ダンディで優しい人だった。
立川の祖母の家に毎年正月に集まると、煙草の匂いのするその身体から、幼い僕にも優しく声を掛けてくれて、その遊び慣れた感じに、密かに憧れていたような気がする。
最後まで好きなお酒を飲んで、こちらも天晴れ。
僕の人生は、こんな人たちと関わりを持ち、心を裂いてくれて、いまここにある。
感謝してもしきれないほどの愛と、一生の中で味わう様々な思いがあって、それはまた次の世代へ受け継いでいけたらと思う。
ツイート
Label: 暮らし・子育て