いまだ終わりが見えない巨大災害。
どこまで続くのか、どこまで拡がるのか。
たった今でも、最前線で立ち向かっている人たちがいる。
目に見えない絶望に、打ちのめされている人たちがいる。
僕らの仲間でも、被災地に乗り込んで活動している人もいる。
そんな中、東京にいる僕らができる事は何だろう?
募金するのもいいだろう。金額の多寡ではなく、その行為がいかに人を勇気づけるか。
タイで行われたチャリティマラソンに、5000人以上の人が参加費230バーツを払って参加したニュースを見て涙がこぼれた。
30バーツで飯が食える国で230バーツといえば、そう安くない額だ。
電気を節電するのもいいだろう。
好むと好まざるとにかかわらず、今後の日本では今までのような電気の消費は出来なくなる。先取りして慣れておくのもいい。
もう一つ。
オトナはミネラルウオーターを飲まないで欲しい。
コンビニには在庫なし。大きなスーパーであっても一人1本の制限など。乳児を連れた母親などは、必死の思いで探し回ってると聞く。
そんな中、大人がミネラルウオーターを飲んでるのは犯罪に近いと思っている。
医療目的などでどうしても必要な場合を除き、清涼飲料水やお茶で代替できると思う。
知っている人も多いと思うが、PET飲料の原料となる水は、工場の地下から汲み上げた水か水道水である。それを逆浸透膜フィルタなどで不純物を取り除き使用している。
ミネラルウオーターの供給状況に及ぼす影響が非常に少ないと言える。
PETボトルのキャップの製造がボトルネックになってるという話もあるので、ゼロではないが。
助けなければならない対象は無数にあるが、未来を背負う子供達は、この国の共通の財産であるはずだ。
国の定めた基準を下回っていると言っても、それはあくまで緊急時の暫定基準だ。平常時の基準に比べれば数十倍になっているのは、よく知られていると思う。
今こそ、そしてこれから長い間続く復興への道程でこそ、我欲を捨てて、お互い助け合い、一人でも多くが生き抜こう。
それがきっと、未来の日本をつくるから。
明治維新、太平洋戦争に続く、近代日本の第三の革命の只中に我々はいる。
世界の歴史に目を向ければ、産業革命、IT革命に続く、新たな時代を切り拓く先兵でもある。
怒りや恐れ、猜疑心、嘲り、妬みが渦巻く世界ではなく、喜び、笑い、信頼、いたわりの心が充満する世界を実現するために。
たとえ我々の世代で辿り着かなくとも、次の世代へと未来を託し、全員前を向いて死んでいくのだ。
この不確かな時代に生きる我々の、人生をかけた闘争はすでに始まっている。
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社会・政治