電車の中で2本のインタビュー記事を見て、久々に脂汗をかいた.....
猪子寿之・チームラボ
YUSUKE ISEYA × KEIICHIRO SHIBUYA
猪子くんのは内容に(上中下まであるけどぜひ見て欲しい)、渋谷くんのはどちらかというと内容よりその動いてる感に。
ここ数年、不動産の仕事でも奄美や渚のどんなにやばい時でも、脂汗が出ることなんてなくて、どちらかと言うとどんな時でも動じない安定感(心が動かない)が強みでもあった。
冷や汗とは違い、脂汗っていうのは、存在が全否定されるか否かの瀬戸際 -the edge にしか出なくて、好きな女の子に受入れられるか否かに代表される(笑)、存在と存在のぶつかり合いの中にしか産まれない。
世の中は、猪子くんが言うように、とにかくどちらがよりヤバイかのせめぎ合いで、本当のバリューなんてそこにしか無いんだ。
人付き合いや調整から産まれるものなんて、せいぜい同じような教育や同じような環境に育った人間で代替え可能な、消費財でしかない。真のバリュー=クリエイティビティの絶対優位性。
音楽を始め表現の世界は、やれ常識や年功序列、人への気遣いなど協調を求められる一般社会に比べ、やばいもん勝ちというルールが共通認識として貫かれている。
ビジネスの世界でも政治の世界でも世界を動かしている部分はこのルールだ。
そんなedgeで生きているクリエイター、
音楽で言えば、 七尾旅人、大友良英、渋谷慶一郎、Venus Flytrapp、山川冬樹、、、
あらためて彼らを素晴らしいと思うし、自分は何をやっているんだろうとも思う。
DJは自分にとってフロア空間を共有するコミュニケーション相手なので、また別の扱い。
自分の価値観や思想を体現できれば、とても幸せな人生の形と言える。
家や子供に代表される、一般的に見て幸せの形と言われる物を得る中で、ずいぶんとedgeから離れてしまったなと思う。
誰もがネットで発信できる時代。twitterやブログでニュースを引用して吠えているだけ、ただの拡散者であり大本の発信者ではない自分。
思春期に惹かれたTalkin' Loud(Say something)の精神は、 言いたいこと言ってるだけじゃなくて、大きく(常に)体で表現することだったはず。
帰る家を持ちながら、戦場を求めるしかないのだ。
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