一般的には夫が外で、妻が中のことが多いんだろか。
うちの場合5年間のサラリーマン生活(私)を経て、今は逆転しているんだけど、外にいる側の思いと、内にいる側の思いに、両方の立場を経験してみて、埋めがたいギャップがあるなぁと感じています。
ここまで頑張ってるのに、さらに頑張れっていうのかよ(外にいる人の心の声)
これだけやってるんだから、少なくともこれくらいはやってよ(中の人の声)
お互いの「自分はやってる」感が感情を交えてぶつかり合い、どうにもならない。
そして「自分だけが頑張っている」と、感謝を忘れ、相手への失望に繋がっていく。
家庭内でも、会社内でも、友人間でも、「人に正当に評価されてない」という感情は、ものすごいストレスを生じさせ、本来良好だったはずの人間関係を破壊する。
これが第1のポイント。
そもそも、夫婦2人の生活から子どもができた場合、今までの家事量を100として、50/50とか、30/70とかで分担していたとして、元になる家事量100に仮に育児量100が乗っかると200になるわけだから、今まで50/50だったとしても、そのままの負担量だと25/75(50/150 )に負担率が落ちてしまうのが第2のポイント。
家事育児の分担さえフィフティになればいいかというと、そうでもない。やはり家計をどちらが支えてるかも考慮に入れるべきだろう。第3のポイントとしていいと思う。
家計100%なら、家事育児は0%でよい?(昭和のお父さん像で、これを良しとしてくれる妻は現代では稀有だろう)
夫フルタイムで妻パートタイムの共働きだと、家計80/20、家事育児20/80くらいのバランスも現実にありえそうだ。
完全に釣り合うことが目的でないので、家庭によっては家計100/0の、家事育児40/60くらい頑張ってるお父さんもいるかもしれない(人から見れば虐げられてるとも言えるが、本人たちが満足していれば問題ない)
こんな時、役に立つのは常に「見える化」というのが僕の信条。
とは言っても、お互いの理解へのきっかけ、第一歩くらいだが。
そんなことを考えていたら、こんな記事を発見。
2児の育児をしながらも、自身の会社に政府の委員会にキャスターにと八面六臂の活躍を続ける、Mrs. ワークライフバランス、小室淑恵さんの、
家事分担のコツは明文化 ポイント制で厳密に
無意識のうちにやっている地味な家事もすべて書き出し、実施する度にポイント付ける方法。すげー!何となく思ってる人は多そうだが、すでに夫婦で実践している所が先行ってる。でもポイント付けるの2週間くらいで飽きそうだ。もう少し楽したい向きには、AERAのこちらの記事でどうだ。
家事育児総点検でわかる“朝だけイクメン”の現実
見出しみてドキッとした自称イクメン男子がかなりいるはずだ。「共働きの家事育児100タスク表」を使って、現状の分担率を大まかに知るのに役立つ。
それぞれで付ければ、ここは私がやってるはず、いやおれもやってるとか、双方のギャップに気づくプロセスにもなるかもしれない。
さらに上記の100タスク表をExcel版に直して公開してくれている人がいて(記事)、さっそくGoogleスプレッドシートに変換してやってみた。
結果は、、、、内緒! 良い意味でも悪い意味でも、自分の感覚とは異なるものだった。
やっぱり大事だね!人間の感覚値なんて本当にあてにならない。
お互いの感覚値同士がぶつかっても、不公平感や不信を生むだけ。
そして、第3のポイント家計分担も加えたものも作ってみた。(こちら)
大した改編はしてないし、家計の割合は通帳でも見てだいたいの数字を入れる形。
家事と家計のウェイトも50/50にしてあるので変更したい人はご自由にどうぞ。個人的にはここのウェイトをどう見るかの話をしだすと宗教論争みたいになって終わりがないので、ここはぐっとこらえて?50/50とするのが穏便だと思う。
この見える化は、相互理解への第一歩だと思っている。
愛のない知性は、何も動かさない。
受け入れる側の心の準備も大切。そういう意味での下慣らし、タイミングは充分に図る必要がありそうだ。
知性だけでない、愛情含めた感情だけでもない、両方を持ち合わせることができた時、初めて人に伝わるんだと思う。
夫婦も、親子も、友達も。
いろいろありますなぁ〜
齢41、まだまだ、これからです。
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Label: 暮らし・子育て