2泊3日のスキー&温泉旅行へ、父子3人で草津へ行ってきました。
前日になって急遽行くことに決めた今回の旅。
夜、車で子供たちを寝たままトランスポートして帰宅後に寝ぼけまなこの息子がつぶやいた一言。
「最高に楽しい冒険だったよ、、」
冒険!!なんて魅惑の響きなんだろう。
これぞ父冥利に尽きる一言!!
最近、子育てにおける父と母の役割についてよく考える。
一般的な傾向として多いと思うし、我が家もご多分に漏れずという感じなのだが、母性で包み込む母親と、主に刺激や遊びで関わる父親。
産まれる前から細心の注意を払って共に生きているのが影響しているのか、子供の快不快、心情をおもんばり、先回りして子供の先に転がる石をどけてあげたり、転ぶ前に石があるよと注意を促したり、子供の安心感とコンフォートゾーンを作り上げることに長けていることが多い母親たち。
そういった母親からは、父親のどこかガサツで自分の興味に子供を振り回すような様は、理解されにくく、実際問題としてダメ出しをされてる父親も多いと思う。
じゃあ、父親は子育てのプロ?を自認する母親の言うとおりに、はいはいと動いていればいいのか?それで母親のストレスが軽減されたら円満なのか?
母親には母親の関わり方があるし、父親には父親の関わり方がある。
両方あって成立しているんだと思うし、子供にとっても良いのだと思う。
そしてそれぞれが特性を尊重し合うことが大事だと思う。
では、父親の関わりって何だろう?
精神・身体両面で振り切った遊びを一緒にできることが長所なんじゃないかと思う。
子供のコンフォートゾーンを逸脱する、拡張する動き。
時には、やりすぎて泣いてしまったり、極限まで遊びすぎて体調を崩したり、居心地の悪い状況に放り込まれたり、その場面だけ切り取ればそれダメでしょって言われてしまうようなことが、その子供の領域を拡げたりするんじゃないかな?
その拡張された子供の力でも困難を乗り越えられないと、単につらいだけの経験になってしまうので、その見極めが難しく僕もよく失敗しているんだけど...
今回のスキー旅行でいうと、何事も慎重で失敗したくない娘は緩斜面をのんびり滑るのが大好き。
嫌がる娘をなだめすかして中斜面に連れ出し、最初はびびりまくりだったけど途中からは「転ぶのが楽しい〜〜!もっと滑りたい!」
母親ならこの斜面を滑らせることはないだろうし、吹雪の中べしょべしょの手袋で夢中に雪だるまを作っている子供たちには早々にストップをかけているだろう。
とはいえ、一緒に過ごす時間が増えるほど子供が失敗するポイントが見えるので、つい口出したり手を出したりしがち...
はっきり言って余計なんだと、最近は子育てに関わる時間の多い自分にも言い聞かせています。
僕の周りには、男性女性の枠を超えていい感じで子供と関わっている親が多いので、勉強になっています。
共通しているのは、子育てを通じて子供から学び、自らもどんどん変化・成長していること。
子供から学ばず親として確固たるスタンスで存在していると思っている人に限って、子育てをつらがっている人が多い気がする。
子育てを、母親のものだけにさせておくなんてもったいない。
いろんなことを気付かせてくれる子供たちに感謝!
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