9ヶ月に渡る苦楽の旅。楽しいこともいっぱいあったし、苦しいこともいっぱいあった。
頼まれてもいないのに、なんでこんなことをやり続けているんだろう?
NU VILLAGEが始まったのは6年前。
まだ足元のおぼつかない下の息子を連れて、仲間と共にべるがを訪れたのが始まりだ。
コドモの成長と共に、親も子との関係から学び、コドモを通じて接する世界はますます拡がっていった。
いつしかNU VILLAGEは、人生の時間の大部分を占めるようになっていた。
龍馬=NU VILLAGE。
そんなふうに思う人も多かったし、実際自分でもそう自覚できるほど、時間とエネルギーを注いできた。
プライベートも、夜遊びの選択も、コドモの学校や習い事の繋がりも、旅先での出会いも、すべてNU VILLAGEに繋げて、自分の代名詞のようにどこかしこでNU VILLAGEのことを話した。
単に自分の手掛けているイベントというものではなく、自分の身体の一部なようにも感じていて、これだけはあまり他の人にはない感覚なんじゃないかと思っている。
さて、日付変わって明日からは前乗りで現地に入り、現場で刻々と変化するその瞬間と対峙することになる。
天候に人の流れ、その場の空気、何が待ち受けているかはわからないが、ベストを尽くしたいと思っているし、その瞬間にベストが見えなくてもベターは重ねていけるはずだ。
幸いなことに身体は健康だし、子供たちも健やかに育っている。
そして自分がいいなと思っている人たちが、たくさん集まってくれる。
たとえそれだけでも、こんな幸せなことってあるのかな?
NU VILLAGEの目的は、仲良くなること。
オトナとオトナも。オトナとコドモも。コドモとコドモも。
初めて会う人とも、昔からの仲間とも、もっと仲良くなってくれたら嬉しい。
それぞれが見返りを求めない心(ポトラッチの心)で出会って、その関係が未来へと続いてくれたら嬉しい。
僕は、自分や自分の周りのオトナたちが、繋がって、未来へ繋げている世界をコドモたちに渡したい。
未来はわからない。 ただ、6回目のNU VILLAGEを終えた後、自分にとって大切なものは何なのか、よりクリアに見えてくるような気がしている。
みんなに会えるのを、楽しみにしている。
秋風薫る、白州の森でお会いしましょう!!
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